手紙のやりとりって素敵よね
【手紙屋~僕の転職活動を支えた十通の手紙~(喜多川泰)】
みんなどんな気持ちでこの仕事を選んだんだろう?
最近人とすれ違うたびに思うことです。
そんな中で出会った一冊。
図書館が開いておらず、amzonで何かないかと探していた時にふと目に留まりました。
大学生活最後で就職活動中の諒太が、"手紙屋"と名乗る謎の人物との手紙を通して自分自身(就職やその後の人生)について向き合う。
そんな感じのストーリー。
一つずつ異なる小説のような物語かと思って読み始めたら、
ほぼすべてが諒太と"手紙屋"の文通で進んでいくお話だったの。
私も現在絶賛転職活動中で、就職活動ではないものの諒太の手紙がなんだか自分の気持ちのような気分で読み進めていました。
「法人」を「人体」のように、
「仕事」を「航海」のように、
「試練」を「壁」のように...
それぞれの比喩が日本語下手な私でもわかりやすく、体に溶け込むように腑に落ちる。
「多くの人から長期間にわたって必要とされ続けること」
「今、目の前にあるものに全力を注いで生きる」
就職を超えて、それはまさに人生そのもの。
他にも心打たれる素敵な言葉が沢山出てくるのと同時に、
文中に「大丈夫」や「あなたならできる」といったメッセージが散りばめられていて、読者にも無意識的に語りかけられているかのよう。
こういった本を読んで感動したのも束の間、
2~3日するとそれも薄れてしまう私も見事に見透かされていて、
手紙にあった内容をやれと言わんばかりに実践する外ないと決意致した。
お話の構成もとても面白くて、最後には"手紙屋"が誰なのか...
気になって気になって気づけば光の速さでスライドし続けてたの。
就職活動で悩む人はもちのろん、今の仕事や転職活動で悩み散らかしている人にも抜群に推します。
ちなみに、私のお気に入りは
手紙屋からいつも最後に書かれている、
「〇〇な(の)『手紙屋』より」
という一言です。
では、私も素敵なあなたへ...
...かっこいいこと何も思いつかなかったヮ~~